マウント・レーニア国立公園を巡る旅
まずははっきり言っておきましょう:レーニア山は本当に、とてつもなく大きな山です。
空にそびえる成層火山で、先住民であるコースト・サリッシュ族の言葉で「タクオマ(Taquoma)」と呼ばれていました。タクオマとは「すべての水の母」という意味です。
特筆すべきは、シアトル周辺地域の住民の間では単に「山」と呼ばれるほど身近な存在であるということ。たとえば「今日は山が見えるね」と言うときは、典型的な太平洋岸北西部の曇り空に邪魔されず山がはっきり見えている、という意味です。それほどまでに景観上で圧倒的な存在感を放っているということなのです。
レーニア山は一生に一度は行きたい場所のひとつです。幸い、熟練の登山者でなくても、この愛される山の魅力を楽しむことができます。ここではレーニア山での滞在を最大限に楽しむための方法をご紹介します。
リンウッドで宿泊
プロのアドバイス:シアトルの北側に宿を取ると良いでしょう。シアトルの宿泊費よりずっとお得に泊まりつつ、レーニア山へのアクセスもいいため、リンウッドがイチオシです。
ヒルトン・ガーデン・イン – 設備が整ったラグジュアリーなホテルで、インターステート5号線のすぐ近くにあり、ドライブに出かける際も便利。
エンバシー・スイーツ – アルダーウッド・モール近くの宿泊施設で、REIで装備をそろえたい場合にもうってつけです。
AirBnB – 「ホテルのキーカードや朝のコンチネンタル・ブレックファストはちょっと…」という方には、AirBnBの滞在先がぴったりです。簡単に予約できます。
出発前のコーヒーと交通情報
どこへ行くにも、まずは カフェ・ラドロでエネルギーを補給しましょう。レトロなカフェの雰囲気の中で、太平洋岸北西部らしいちゃんとしたコーヒーを楽しめます。ラドロでは、朝の温かいコーヒーで一日の始まりをゆっくり楽しむのも、ラテを片手に出かけるのもおすすめです。これから一日、山をたっぷり楽しもう!という時はコーヒーをテイクアウトして、さっそく出発です。
レーニア山への最短コースはシアトルを抜けてインターステート5号線を南下するルートです。渋滞がひどい場合は、I-405など他のルートも検討してください。交通マップを確認して、所要時間をチェックし、状況に応じてルートを選びましょう。
マウント・レーニア国立公園
レーニア山でのレクリエーションは、太平洋岸北西部の人々の生活に深く根付いています。ここはかつて登山クラブ「ザ・マウンテニアーズ」がワンダーランド・トレイルを切り開いた場所なのです。
レーニア山を訪れる際は、今後もこの公園を多くの人が楽しめるよう、環境への配慮をお忘れなく。この山岳地帯は先住民が9,000年以上にわたり暮らしてきた場所です。この場所には、あなたの前にも多くの人が訪れ、そしてこれからも人々が訪れ続けるでしょう。
マウント・レーニア国立公園は約240,000エーカー(約971㎢)に及びます。1899年に設立され(米国で5番目の国立公園)、その名を冠するレーニア山は、アメリカ本土で最も氷河に覆われた山です。園内には280種の野生生物が生息しています。
おすすめトレイル3選
ワンダーランド・トレイル – 1915年に整備されたこの全長85マイル(約137km)のループトレイルは、とても一日では歩ききれませんが、一部だけでも美しい散策を楽しめるレーニア山の定番トレイルです。ちなみに、毎年全区間を踏破するのはわずか200〜250人ほどしかいません。
サンライズ・センター / サンライズ・ピーク – ハイキングはちょっと…という人でも大丈夫。車でサンライズ・ピークまで行けます。サンライズ・センターは標高6,000フィート(約1,829m)で、公園内で車でアクセスできる最高地点。園内を360度見渡せる景観と、野生の花の草原をお楽しみいただけます。
ウェストサイド・ループ – 全長115マイル(約185km)のドライブループ。雪解け状況によりますが、例年5月頃に開通します。所要時間は約3時間ですが、途中に多くの見どころや自然の撮影スポットが点在しているため、思ったより時間がかかるかもしれません。
リンウッドでディナー
リンウッドに戻ったら、ぜひ食事を楽しみましょう。スノホミッシュ郡のおすすめレストランをまとめたリンウッド・ダイニングガイドをお役立てください。
国立公園・森林の保護:訪れる際の心がけ
スノホミッシュ郡では、責任を持って楽しむレクリエーションを推奨しています。国立公園の利用ルールを学び、必要に応じて事前予約を行うよう呼びかけています。
国立公園、森林、公共の土地はとても美しい自然にあふれていますが、守るためには皆さんの協力が必要です。多くの場所では人手や資源が限られているため、訪れる人たちが協力することで、清潔で安全、そして誰もが気持ちよく楽しめる場所を保つことができます。週末のハイキングでも、長期の冒険でも、自然に優しい行動を心がけましょう。